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第1回日本細胞共生学会若手の会 2012

2012117日(水)から119日(金)にかけて本研究領域が協賛する第1回日本細胞共生学会若手の会(JSEYS I; オーガナイザー:矢吹彬憲氏(JAMSTEC)、松原立真氏(NIID)、早川昌志氏(神戸大))が筑波大学下田臨海実験センターで開催された。



本領域より永宗・石田・稲垣・守屋がシニアコメンテーターとして参加した他、多くの関連する若手研究者・学生が参加し、共生というキーワードを中心にしつつもそれにこだわることなく、実に様々な生物間の相互作用についての議論を行った。実際に発表に登場した生物は本領域でもなじみ深い赤痢アメーバ、マラリア原虫、ミドリゾウリムシ、様々な微細藻類などにとどまらず、クマムシから石油地層中の微生物集団まで非常に多岐にわたった。各種のゲノム・トランスクリプトーム解析から顕微鏡による形態記述まで、解析手法も様々であるという多様な研究内容ながらも議論は白熱し、毎晩遅くまで会場の明かりは灯ったままであった。

参加者からはこんなにもたくさんの生き物や手法が一同に介した研究会は初めてだなどの声が聞かれ、また、すでに来年の開催に向けた動きも始まっているとのことである。今回は参加できなかったマトリョーシカ進化原理研究を志す若手諸君も、是非次の機会にはふるって参加頂きたい。

 

(文責:守屋)